弁護ハック!-若手弁護士によるライフハックブログ

「弁護士 × ライフハック × 知的生産」をテーマに、若手弁護士が日々の”気付き”を綴ります。

2014-01-01から1年間の記事一覧

お世話になった受験資料まとめ【学生時代の記事の再掲】

1.書籍 ・ 永山在浩『これが司法試験の正体だ!』(辰巳法律研究所) ・ 羽広政夫『平成20年再現答案集 羽広式分析版』(早稲田経営出版) ・ 中野次雄編『判例とその読み方』(有斐閣) ・ 池田真朗編『判例学習のAtoZ』(有斐閣) ・ 野矢茂樹『論理トレ…

「試験」の暗黙知 ~合否を分ける一つの要素~【学生時代の記事の再掲】

最近、野中郁次郎・竹内弘高『知識創造企業』(東洋経済)という本を読み、これまでの人生観・仕事観が変わるような体験をしました。 この本は経営学の名著として有名ですが、「暗黙知」・「形式知」の定義とその実際的意義については、企業経営以外の分野に…

「試験」で求められる3つの「基礎」【学生時代の記事の再掲】

1.「基礎」の意義 「基礎」という言葉を辞書で調べてみると、「それを前提として事物全体が成り立つような、もとい(土台、根本)」(広辞苑第6版)という意味が出てきます。このように「基礎」には初歩とか簡単といった意味は含まれておらず、事物全体に…

短答式の学習について【学生時代の記事の再掲】

短答式の勉強がだいぶ煮詰まってきたので、これまでに採ってきた勉強方法について書きたいと思います。「院」の新3年生の参考になれば幸いです。 1.使用した教材 基本的に、 ① 新「試験」の過去問(プレテスト~平成23年度) ② 判例六法(『岩波 判例セレ…

インプット / アウトプットの再定義【学生時代の記事の再掲】

1.旧来、想定されてきた構図 (アウトプット) 自 → → → ? 分 ← ← ← ? (インプット) 「インプットの勉強」と「アウトプットの勉強」、あるいは「アウトプットを意識したインプット」など、「試験」界では旧来から「インプット」、「アウトプット」とい…

短答式の実践について【学生時代の記事の再掲】

先々週の記事では、短答式の学習について述べました。そこで、今回はより実践的な視点から、短答式試験の分析をしてみたいと思います。 1.はじめに (1) 短答式で要求されている二つのスキル ① 正確な基礎知識 これは言うまでもないでしょう。先々週の記事…

調査官解説は二度、三度美味しい【学生時代の記事の再掲】

調査官解説は判例学習に最適な教材ですが、単に「説明」部分を読むだけではその効用を味わい尽くしたことにはなりません。今回は、調査官解説の読み方について、私なりの方法論をお伝えしたいと思います。 1.「事案の概要」を解く これは、池田真朗ほか『…

調査官解説百選

①事案としての奥深さ、②説明の網羅性、③「試験」における出題可能性、の三点に照らしてセレクトしてみました。 (憲法) No.1 最判平成20.03.06(増森珠美) 住民基本台帳ネットワークシステムにより行政機関が住民の本人確認情報を収集,管理又は利用する行…

司法修習生の就職活動考 ~公募に頼らない就職活動~

1 問題意識 元日付けの「日弁連新聞」の報道を引用するまでもなく、司法修習生の就職難は深刻です。 しかも、就職が決まらない理由は当の本人にもわからないことが多く、終わりの見えない就職活動に途方に暮れるしかありません。私自身、就職活動には非常に…