第1 普段の生活における情報収集の重要性
現代においては、インターネットに膨大な量の情報が公開されています。その情報をうまく活用することができれば、様々な場面での学習効率を高めることができるはずです。
そこで、今回は、私の行っているインターネットでの情報収集の手法についてご紹介したいと思います。
第2 Web検索
0 前提として・・・
まず前提として、検索エンジンはGoogleを使うことを勧めます。検索の精度が全然違いますから。
1 検索ワードの選定
では具体論に入っていきます。ここでは例として、"仕事に活きる文章作法"について調べるものとします。
(1) 基準
まず、検索ワードは何を選べばよいでしょうか。
ここで私が検索ワードとして勧めるのは、a.調べたい対象を全てを含む最も包括的なワード、次にb.当該分野において鍵となるワードです。
(2) 包括的なワード
包括的なワードとは、可能な限り抽象化されたワードです。先ほどの例(仕事に活きる文章作法)で言えば、「報告書」の書き方でもなく、「マニュアル」の書き方でもなく、それら全てを含む「(仕事上の)文章」といった語で検索を掛けるのです。
Google検索は、閲覧数やブックマーク数、SNSでシェアされた回数などのユーザーの行動や、記事の内容とキーワードとの関連性などに基づいて検索結果をランキングしています。そうであれば、より多くのサイトがヒットするようなワードで検索を掛け、Googleによるランク付けで絞るのが効率的といえます。
(3) 鍵となるキーワード
次に、当該分野において鍵となるワードで検索を掛けることが考えられます。
どんな分野においても、少し調べてみると、鍵となるワードや概念があることがわかります。そして、役に立つ記事や情報は、そのようなワードや概念を中心に書かれていることが多いのです。
先ほどの例で言えば、「パラグラフ」というキーワードは、論理的な文章を書く際に欠かせないものだということがわかります。
そのため、包括的なワードでヒットした記事をいくつか読み、それらの記事に共通して登場するキーワードを見つけたならば、当該キーワードで改めて検索を掛けてみて下さい。きっと求めている記事に辿り着くことでしょう。
2 3つの検索方式
ところで、Web検索の方法は一つではありません。私の場合、通常検索のほか、PDF検索とAmazonの書籍検索を掛けるようにしています。
順を追って説明していきます。
(1) 通常検索
通常検索については説明の必要がないでしょう。Googleのトップページや検索窓からの検索を指します。
(2) PDF検索
PDF検索とは、Googleの検索構文を用いた検索方法です。検索ワードの前または後に「filetype:pdf」を付け足すことにより、PDFファイルのみが検索の対象となるのです。
インターネット上には、論文やプレゼン資料などがPDFの形式で公開されていることがあります。そうした資料の中には著名人や学者の手によるものも多いのです。
PDF検索を行うことにより、そのような信用性の高い情報に絞った検索結果を得ることができます。
(3) Amazon検索
さらに信用性の高い情報を得たいのであれば、書籍に当たるしかないでしょう。書籍の検索に役立つのがAmazon.comです。
Amazon.comには、書籍の内容のほか、読者からの評価、レビューが記載されます。こうした様々な情報を通して、求める情報に最適な書籍を探し当てることができます。
ワンクリックで書籍を購入することもできるので便利です。中古であれば、1円から買うことができます。
3 検索ワードを少し変えてみる
ここまで一通り検索してみたところで、検索ワードを少し変えてみてもいいかもしれません。
先ほどの例で言えば、「文章 仕事」とか「文章 論理的」というように、検索ワードを一語加えることによって、検索結果が変わってきます。
また、英文読解に抵抗がなければ、英訳してみることも有効です。「Writing」で検索を掛けることによって、文章作法について書かれた英文記事を見つけることができます。
第3 情報の保存
さて、このようにして見つけた情報をそのままにしておくのは勿体ありません。すなわち、適切な方法で保存し、後に思い出せるようにしておくことが肝心です。
私の場合、インターネット上の情報は、EvernoteでWebクリップをしています。EvernoteのWebクリッパーは、ワンクリックで起動することができるので便利です。
また、書籍については、簡単な感想文をEvernoteに作成しています。
第4 まとめ
以上、インターネットにおける私の情報収集法を紹介しました。
インターネットは使いようによっては多くの情報を得ることができます。この記事が明日からの情報収集に役立てば幸いです。
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この記事の通り、ブログのネタは生活のそこかしこにあります。それを記事にすることができないのは、ただ文章として提供するための下準備(アウトラインの作成)ができていないためです。
そのような意識で、日々の気付きをこれからも記事にしていきたいと思います。